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東京労働局管内の定期監督等の実施結果について
2012/05/22
平成24年5月11日東京労働局より、平成23年の定期監督等の実施結果が発表されました。
定期監督等の実施件数は、前年比810件減の8,659件で、うち違反率は71%に上っています。
【違反率の高い業種】
1.製造業 80.2%
2.商業 77.4%
3.運輸交通業 77.1%
【違反件数が多い違反内容】
1.労働時間 2,359件
2.割増賃金 1,737件
3.就業規則 1,435件
4.労働条件明示 1,285件
5.健康診断 1,116件
【違反の事例】
○ 労働者を雇い入れる際に賃金額及び支払い方法並びに所定労働時間などの法定事項について書面を交付していない。または交付しているが法定事項が不足している。
○常時使用する労働者が10人以上いるのに就業規則の作成、届出がない。
○時間外労働に関する協定の締結・届出がないのに、労働者に時間外労働を行わせている。または、届出があるものの協定の限度時間を超えた時間外労働を行わせている。
○時間外労働、深夜労働を行わせているのに法定割増賃金を支払っていない。
○常時使用する労働者に対し、1年以内ごとに1回、定期健康診断を実施していない。